運転者自身の死傷の保障に留意
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このページではバイクの保険を説明します。
バイクで事故を起こすと、運転者は4輪車を運転していた場合よりはるかに高い確率で死傷します。
それをしっかり認識して任意保険(バイク保険)に加入すべきです。
バイクに関する3種類の保険
次の3種類の保険があります。
- 自賠責保険
- 自動車用任意保険のファミリーバイク特約
- バイク保険
自賠責保険
4輪車同様に、原付を含むすべてのバイクも自賠責保険への加入は強制です。
自賠責保険は、被害者に最低限の補償を確保することを趣旨とした国の制度です。
対物・搭乗者は対象外
自賠責保険の補償の対象は対人賠償に限られており、対物賠償も運転者自身の死傷(搭乗者損害)も補償の対象外です。
自賠責だけだと高級車に追突したりした時に大変な債務を負う可能性があります。
対人賠償の上限額も低いです。
被害者を死なせたり、後遺障害を負わせたり可能性は、自動車よりは低いですが、それでもかなり大きいです。
そして何より問題なのは、バイク事故の場合、バイクの運転者が死傷する率が極めて高いことです。
四輪車と違って生身のまま路上に投げ出されるので、死傷の程度も深刻になりがちです。
自賠責からはこれについて一切お金が出ません。
バイクはリスクの高い乗り物なので、自賠責だけで乗るべきではないと思います。
小型・原付は期限切れに注意
あとひとつ、注意しなければいけないのは車検がない二輪車(250cc以下、および原付)です。
車や中型以上のバイクは、自賠責に加入しないと車検が通らないので、加入し忘れは起きにくいです。
しかし、原付や小型バイクは車検がないために、知らないうちに自賠責の期限が切れている場合があります。
自賠責にさえ入っていないバイクで事故を起こすと、加害者も被害者も悲惨の極みになるので注意しましょう。
ファミリーバイク特約
四輪車の任意保険の特約のひとつです。
補償範囲は、一般に対人と対物だけです。
損保ジャパン日本興亜の「THE クルマの保険」のように自損事故までカバーするものもあります。
しかし、搭乗者の死傷は補償されません。
排気量も125cc以下と原付のみ、など制限がつく場合が多いです。
ファミリーバイク特約は、自動車がメインだが原付なども使う人が、お手頃価格で賠償責任をリスクヘッジできる、という位置づけの保険なのです。
中型以上のライダーには全く物足りない内容だと言えます。
バイク保険
自動車の任意保険のバイク版です。
対人、対物、自損事故、無保険車傷害、搭乗者損害のすべてが補償されます。
バイクは自動車より事故率が高いので、保険料は自動車用任意保険より割高です。
しかし、ハイリスクな乗り物だからこそ、少々割高でもバイク保険に入るべきなのです。